明日への遺言

抑うつ、毒親、希死念慮持ちのアラサー女の過去帳。記憶の整理の為に個人的に書いてます。

初恋はレモンとは限らない

夏になると、毎朝虫除けの為に、スペアミント精油を2滴ほどアロマポッドグラスに垂らしてから窓を開けている私です。

いつもは、これにレモンも加えるのですが、今日は何となく、代わりにグレープフルーツをブレンドしてみました。

ふんわり爽やかな香りが漂ってから、気づいたことがありました。

12歳だったあの子は、イメージ的に、レモンよりはグレープフルーツに近いかな、と。

その子は、私より一学年下でした。
彼は、当時私が暮らしていたI市から、車で3時間くらい離れたR町に住んでいました。

第一印象はお互い良くはありませんでしたが(私の持ち物について向こうが喧嘩を吹っ掛けてきた)、「おばけ」や「キツネ目」と呼ばれて、いじめられていた私を好きになってくれた子でした。

たとえおばけと言われても、キツネのように目がキツい女でも、「可愛い」と呼んでくれた異性の存在を初めて知って、本当に嬉しかったのを覚えています。

ただ、残念ながら、もう会えなくなってしまいました。
彼の兄弟がこちらに引っ越しているらしいのですが、会う気はまだ湧かないです。

私の心には、出会った当時の彼の姿が今でも焼き付いています。

たまに、「あれ、冗談で好きとか会いたいとか言っていたのかな…。」と15年くらい経った今になって訝ってしまうこともあります。

ですが、もし彼の気持ちが嘘だったとしても、幸せを感じていた子供の私がいたことには変わりはありません。

少し話が長くなりましたね。すみません。
上記のことがあり、「いつか、あの時の彼に捧げる香りができたらいいな」とひそかに決意していた私がいます。

トップノートにグレープフルーツを使うことは決まりました。

あとは、ミドルノートとベースノートをどうするかです。

ゼラニウムは使うかも知れません。トンカビーンズは…どうかな。

イランイランはちょっと大人っぽすぎて、今回は不採用にしました。

私がブレンドすると、何となく青みが強い香りになってしまうのですが、テーマが「水辺の思い出」と「子供の恋」なので、まあ、そこは大丈夫だとは思います。

試作品が出来たらまた書きますね。

それでは、また。